スペインのサンティアゴデコンポステーラ大聖堂には12使徒のひとり、聖ヤコブが眠るとされ、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教の三大聖地です。聖ヤコブの象徴である帆立貝そのものやその印を付けて、世界中からこの大聖堂を目指す巡礼の旅に向かう様はこれまでに映画やドキュメンタリーで目にして来ましたが、実際に関連するものを目にしたのはこれが初めてです。
おそらく、中央のリングにベルトを通し、首から下げて両手で持っていたものだと思います。
金具には帆立貝がしっかりと残っているのが嬉しいところで、サイドには美しい紋章も見えます。
鍵は付属しません。
17世紀 スペイン
W 34.5cm D 14.5cm H 27cm